キーボードを押し間違えて「急に画面が全部消えた」「画面が半分に縮んだ」と焦った経験はありませんか? Windowsのショートカットは便利ですが、意図しないキーを押してしまうと画面が乱れてパニックになりがちです。でも大丈夫、キーボード入力で消えたように見える画面は、データを消さずに一瞬で元通りに戻せます。
所要時間はどれも数秒です。まずは落ち着いて、目の前の画面を元に戻す手順から見ていきましょう。
画面がどこかへ消えた!焦ったときに試す3つのキー
作業中に裏にあった別のアプリが開いたり、デスクトップ画面だけになってファイルが消えたように見えたりしたときは、次のキーを押してみてください。
- Windowsキー + D を押す キーボードの左下あたりにある窓のマーク(Windowsキー)を押しながら「D」を押します。開いていたすべての画面が一瞬で最小化され、デスクトップが表示されます。もう一度同じ「Windowsキー + D」を押すと、消えた画面がそのままの位置で全部戻ってきます。 データが消えたわけではないので安心してください。
- Alt + Tab を押す 「Alt」を押したまま「Tab」をトントンと1回ずつ押すと、今パソコンで開いている画面の一覧がぽっと浮き出ます。戻したい画面のアイコン枠が選ばれたところでキーを離せば、その画面が一番手前に戻ってきます。
- Windowsキー + 数字キー(1〜9) を押す 画面の一番下にある黒い帯(タスクバー)を見てみてください。左から順にアプリのアイコンが並んでいますよね。たとえば左から3番目にあるブラウザを開き直したいときは、「Windowsキー + 3」を押すだけで一発で画面が前面に出てきます。
もし画面が小さくなってどこかへ行ってしまったら、まずは「Windowsキー + D」を2回叩いてみるのが一番手軽な解決策です。
ウィンドウをピピッと半分に寄せる・元に戻す操作
ネットの画面を見ながらメモを取りたいとき、マウスで画面の端をつかんでサイズ調整していませんか? 実はキーひとつでキレイに画面を半分にできます。
- 寄せたい画面をクリックして選ぶ
- Windowsキー + 左矢印キー(または右矢印キー)を押す
これだけで、画面がピタッと左半分(右半分)に収まります。反対側には今開いている別の画面が縮小表示されるので、並べたい画面をクリックするだけでピッタリ左右均等に並びます。
元の大きさに戻したくなったら、Windowsキー + 上矢印キー を押せば画面いっぱいの最大化に戻ります。また、画面の上枠(タイトルバー)をマウスで少し下に引っ張る(ドラッグする)だけでも、簡単に左右均等表示が解除されます。
仕事でExcelの表を2つ並べて見比べたいときにもすごく役立ちます。Excelで毎日使うショートカット。まずは移動と選択から も一緒に覚えておくと、画面の準備から入力までがぐっとスムーズになりますよ。
画面全体や一部だけを画像で保存したいとき
画面のメモを取りたいとき、スマホでパソコン画面をパシャッと撮影していませんか? 文字がブレたり光が反射したりして見づらくなりますよね。Windowsにはキレイに画面を切り取る機能が最初から入っています。
画面の一部だけを切り取りたいとき
Windowsキー + Shift + S を同時に押します。 画面全体が少し暗くなり、マウスカーソルが「+」の形に変わります。あとは残したい部分をマウスでドラッグして囲むだけです。
- 切り取った画像はどこへ行った? 囲み終わると一見なにも起きていないように見えますが、パソコンの記憶(クリップボード)に画像がコピーされた状態になっています。そのままメールの本文やLINE、チャットの入力欄で Ctrl + V を押せば、ポンッと画像が貼り付きます。
- ファイルとして保存したいとき 切り取った直後に画面の右下に小さな通知が出ます。そこをクリックすると編集画面が開くので、右上にあるフロッピーディスクの形(保存マーク)を押せば好きな場所に画像ファイルとして残せます。
画面全体をそのまま画像ファイルにしたいとき
Windowsキー + PrintScreen(キーボードによっては PrtScn や PrtSc)を押します。
画面が小さく一瞬暗くなれば成功です。この操作をすると、「エクスプローラー(黄色いフォルダのマーク)」を開いて「ピクチャ」→「スクリーンショット」フォルダの中に、最初から画像ファイルとして勝手に保存してくれます。探す手間がいらないので一番ラクな方法です。
画面が散らかったら「仮想デスクトップ」で部屋を分ける
「仕事のファイルと、調べもののネット画面と、メール画面が開いていて画面がごちゃごちゃ…」というときは、パソコンの中にもうひとつ「新しい作業部屋」を作ってしまうのがおすすめです。これを「仮想デスクトップ」と呼びます。
- 新しい作業部屋を作る: Windowsキー + Ctrl + D 一瞬でまっさらなデスクトップ画面に切り替わります。今開いていたアプリが消えたわけではなく、隣の部屋に置いたまま別の作業ができる状態です。
- 部屋を行き来する: Windowsキー + Ctrl + 左矢印(または右矢印) 左右の矢印を押すだけで、元の散らかった部屋と、新しいきれいな部屋をクルクル切り替えられます。
- 不要になった部屋を閉じる: Windowsキー + Ctrl + F4 今いる部屋を閉じます。その部屋で開いていたアプリやファイルは、自動的に隣の部屋へ引っ越すだけなので、作業中のデータが消える心配はありません。
もし突然「壁紙しか見えなくなった!開いていたはずのファイルが全部消えた!」となったら、落ち着いて Windowsキー + Ctrl + 左矢印 を何回か押してみてください。うっかりショートカットを押してしまって、となりの新しい部屋に移動していただけ、という原因が実はとても多いんです。
押し間違えてパニックになりやすいキーと対処法
ショートカットを使おうとしてキーボードの端っこを誤って触ってしまい、変な状態になることもよくあります。慌ててパソコンの電源ボタンを長押しして強制終了…なんてことはしなくて大丈夫です。データや設定がおかしくなる原因になるので、まずはキーの解除を試しましょう。
文字が全部大文字のアルファベットになってしまう
小文字の「a」を打ちたいのに「A」になってしまうときは、左端にあるCapsLock(キャプスロック)キーをうっかり触っています。 CapsLockキーを1回押すと、元の小文字入力に戻ります。キーボードにランプがある機種は、ランプが消えたか見てください。
数字が打てなくなった(テンキーが反応しない)
キーボードの右側にある数字キー(テンキー)を押しても反応しないときは、NumLock(ナンバーロック)キーが無効になっています。 テンキーの左上あたりにある NumLockキーを1回押す だけで、すぐ数字が打てるようになります。
Excelで矢印キーを押してもセルが動かない
画面だけがスクロールして緑の枠が動かないときは、ScrollLockの押し間違いが多いです。解除の順番は Excelで矢印キーを押してもセルが移動しないときの解除手順 です。画面左下の「ScrollLock」表示から見ます。
急に音が出なくなった・スピーカーに×がついた
画面操作は戻ったのに音だけ無いときは、ショートカットとは別の確認です。Windows11で音が出ない・スピーカーに×がつくときの確認手順 で、右下のミュートと出力先から順に見られます。初期化はまだ不要です。
画面が真っ暗でマウスの矢印だけ動く
壁紙もタスクバーも消えてカーソルだけ見えるときは、ウィンドウの最小化とは別です。Windows11で画面が真っ暗になりカーソルだけ動く時の対処法 で、Windowsキー+Ctrl+Shift+B と explorer.exe の起動から見ます。電源の長押しは後回しで足ります。
リンクを開くとEdgeに戻ってしまう
既定のブラウザをChromeなどにしてもEdgeで開くときは、ショートカットとは別の設定です。Windows11で既定のブラウザを変更できないときの直し方で、設定の上にある「既定値に設定」から順に見ます。拡張子を1つだけ変えても、リンクはEdgeのままです。
画面の操作や切り取りなど、Windowsに最初から備わっている機能だけで日々の困りごとはほぼ解決できます。有料の画面管理ソフトや撮影ソフトなどを買う必要は全くありません。
もし仕事でPDFのやり取りが多くて画面が見づらい、注釈を入れたいといった悩みもあるなら、PDFを無料で編集したい!有料ソフトを使わず結合・分割・文字入れをする手順 もあわせて参考にしてみてください。お金をかけずに手元だけで直せる手段を知っておくと、パソコン仕事のストレスがかなり減りますよ。
操作に迷ったら、まずは「Windowsキー + D」で一通り画面を落ち着かせる。これだけ覚えておけば大丈夫です。