スマホの画面が固まったまま動かない、いくらタップできない状態になっても、故障と決まったわけではありません。画面を一切触らずに、本体の横にある物理ボタンを押し続けるだけで、強制的に電源を入れ直せます。この操作でスマホの写真やLINEなどのデータが勝手に消えることは基本的にないので、まずは落ち着いて試してみましょう。
だいたい1分もあれば終わります。
【最初の3手】今すぐ画面を消してやり直す最短手順
- スマホの横にあるボタン(電源や音量ボタン)の位置を確認する
- 画面が真っ暗になるまで、ボタンを約10秒〜20秒「押し続ける」
- 画面にロゴ(リンゴマークやAndroidのロゴ)が出たら手を離す
画面がタッチを受け付けないフリーズ(一時的にシステムが固まること)状態でも、側面のボタンだけは裏側でシステムに直結しているので反応します。ただ、スマホの機種やOS(iPhoneかAndroidか)によって、押すボタンの組み合わせがちょっと違います。お使いのスマホに合わせて、次の手順を試してみてください。
iPhoneの強制再起動:機種によるボタンの押し方
iPhoneは、ホームボタンがあるかないかで押し方が大きく変わります。よくある押し間違いとして「短く押しすぎて、普通の電源オフ画面(スライドして電源オフ)で止まってしまう」ことがあります。画面が真っ暗になるまで、指を離さずに押し続けるのがコツです。
Face ID(顔認証)のiPhone、またはiPhone 8以降
ホームボタンがない機種(iPhone X、11、12、13、14、15、16など)や、iPhone SE(第2・3世代)はこちらです。3つのボタンを順番に、テンポよく押していきます。
- 本体の左側にある「音量を上げる(上)ボタン」を押して、すぐ離す
- すぐその下にある「音量を下げる(下)ボタン」を押して、すぐ離す
- 本体の右側にある「電源ボタン(サイドボタン)」を押しっぱなしにする
最後の電源ボタンは、画面が真っ暗になり、白いリンゴのマークが表示されるまで、10秒以上ずっと押し続けてください。「スライドして電源オフ」という表示が出ても、無視して押し続けるのが最大のポイントです。
ホームボタンがあるiPhone 7
- 本体の右側(または上部)にある「電源ボタン」と、左側にある「音量を下げる(下)ボタン」を同時に押し続ける
- 画面が消えて、リンゴマークが出るまで押し続ける
ホームボタンがあるiPhone 6s、またはiPhone SE(第1世代)
- 本体の「電源ボタン」と、画面下にある「ホームボタン」を同時に押し続ける
- リンゴマークが出るまで押し続ける
Androidの強制再起動:主要メーカー別の手順
Android(アンドロイド)の場合は、メーカーや買った時期によってボタンの組み合わせがいくつかあります。まずは一番シンプルな方法から試して、ダメなら次の方法へ進みましょう。
手順1:電源ボタンだけを「超長押し」する
多くのAndroid(Galaxy、AQUOS、Xperiaなど)は、電源ボタンをただ長く押すだけで再起動できます。
- 電源ボタンを10秒から30秒ほど、ずっと押し続ける
ふだん電源を切るときよりも、かなり長く押す必要があります。「電源を切る」というメニューが出ても指を離さず、画面が消えてメーカーのロゴが出るまで押し続けてください。
手順2:電源ボタンと「音量ボタン」を同時に長押しする
手順1で反応がなければ、ボタンを2つ同時に使います。
- 「電源ボタン」と「音量を下げる(下)ボタン」を同時に長押しする(Google Pixel、Galaxy、Xperiaなど)
- 「電源ボタン」と「音量を上げる(上)ボタン」を同時に長押しする(一部のAQUOSや古い機種など)
これも画面が振動(ブルッとする)するか、メーカーのロゴが表示されるまで8秒〜15秒ほど押し続けてみてください。
強制再起動をすると何が消えて、何が残る?
「無理やり電源を切って、大事な写真やデータが消えたらどうしよう」と心配になりますよね。
安心してください。強制再起動は、パソコンでいう「コンセントを抜いて挿し直す」ようなもの。スマホの中に保存されている写真、連絡先、LINEのトーク履歴、ダウンロードした音楽などが消えることは基本的にありません。
ただし、「その瞬間に作っていたデータ」だけは保存されません。
- 入力中だったメールやLINEの文章
- ゲームをプレイしている最中のセーブしていない進行状況
- 編集途中だった画像や動画
これらは保存前の状態に戻ってしまいますが、画面がタップできない以上はどのみち保存できません。あきらめて再起動をかけるのが、結果的に一番早いです。
これでも画面が固まったまま動かないときの対処法
もしボタンを長押ししてもまったく反応がない、画面が真っ暗なまま変わらないというときは、次の3つを疑ってみてください。
1. バッテリーが完全に空っぽになっている
フリーズした拍子に、裏側でスマホが猛烈に動き続けて充電を一瞬で使い果たしてしまうことがあります。この場合、ボタンを押しても反応しません。 一度充電器に挿して、10分〜15分ほど放置してから、もう一度上記の強制再起動を試してみてください。
2. 本体が熱くなりすぎている(熱暴走)
スマホを触ってみて、お風呂の温度くらい熱くなっていませんか? スマホは頭脳部分(CPU)が熱くなりすぎると、壊れないように動きをピタッと止める安全装置が入っています。 ケースを外して、涼しい部屋の机の上などに15分ほど置いて冷ましてから操作してみてください。冷やそうとして冷蔵庫に入れたり、保冷剤を直接当てたりするのは絶対にやってはいけないNG行動です。内部に結露ができて水没故障の原因になります。
3. アプリの不具合が裏で起きている
特定のアプリ(特にLINEやゲーム)を開いた瞬間に固まるなら、スマホ本体ではなくアプリが悪さをしています。 無事に動くようになったら、アプリの更新やスマホの整理をしておきましょう。
Androidを使っていて、もし「アプリが繰り返し停止しています」といった不具合の画面が出た場合は、以下の記事を参考にしてみてください。 Androidでアプリが繰り返し停止していますが出たときの直し方
また、スマホの容量がいっぱいで動作が重くなり、固まってしまうこともよくあります。動くようになったら、今のうちにストレージ(保存容量)を空けておくのがおすすめです。
故障かな?と思ったら最後に確認すること
ボタンを30秒以上押しても、充電器に繋いでも、画面に何の光も灯らない場合は、液晶画面自体の故障か、中の基板が寿命を迎えている可能性があります。 水没させた記憶がないか、最近強く落としたりしなかったかを思い出してみてください。どうしてもダメなときは、無理をせずショップや修理窓口に相談するのが一番確実です。
まずは焦らず、上記のボタンの長押しをもう一度、今度は少し長めの「20秒」を目安にぐっと押し込んでみてくださいね。案外、それだけで「何事もなかったように」いつもの画面に戻ることが多いですよ。画面全体は動くのに、カメラだけ真っ黒なときは、本体のフリーズとは別です。iPhoneのカメラが真っ黒なときの直し方を見てください。レンズがふさがっていないかと、アプリの終了からで足ります。写真は消えません。