「せっかく買ったのに、結局天気を聞くくらいしか使っていない」——そんな声、実はすごく多いんです。スマートスピーカーできることを増やしたいからといって、いきなり対応する最新家電や高価な機器を買い揃える必要はありません。

まずは追加の買い物を一切せず、手元にあるスマホと本体だけで今すぐ試せる機能から使ってみましょう。設定は5分もあれば終わります。

対応家電を買わずにスマホ連携だけで今すぐ試せること

スマートスピーカーを買ったら、まずは「声で時間を測る」「メモを取る」の2つから始めるのが失敗しません。

  1. カップラーメンや料理のタイマー設定 「〇〇、3分タイマーかけて」と話しかけるだけです。手が濡れていたり、揚げ物をしていてスマホを触れないときに一番重宝します。
  2. 毎朝のアラームとリマインダー 「明日のお昼10時に〇〇って教えて」と頼んでおくと、指定した時間に声で教えてくれます。スマホのリマインダーアプリと裏で自動連携するので、出先でも確認できます。
  3. 思いついた瞬間の買い物メモ 「牛乳を買い物リストに追加して」と言うだけで記録されます。紙とペンを探している間に忘れてしまうのを防げます。

これらはすべて無料の標準機能です。高価なスマート家電を買わなくても、これだけで十分元が取れるくらい便利になります。

「声で頼んだメモはどこ?」買い物リストの確認手順

「声でメモを追加したけれど、スマホのどこに入ったのか分からない」というつまずきもよくあります。画面がないスピーカーだと、消えてしまったように見えますよね。

確認する場所は、使っているシステムによって違います。

  • Amazon Alexa(Echoシリーズ)の場合 スマホの「Alexa」アプリを開き、画面下の「その他」→「リスト・メモ」をタップします。ここに声で言った項目が入っています。
  • Google アシスタント(Google Nestシリーズ)の場合 スマホの「Google Keep」アプリを開くか、「Google」アプリのプロフィールアイコン→「設定」→「Google アシスタント」→「メモとリスト」から確認できます。

「リストに入っていないな?」と思ったら、設定画面で連携する標準アプリが別のものになっていないか確認してみてください。押し間違いで「ToDoリスト」側に入っていることもあります。

「話しかけても無視される」ときの対処法

呼びかけても青やオレンジの光が点滅するだけで無視されたり、「ネットワークに接続できません」と言われたりするときは、機器の故障ではなくWi-Fiの不調がほとんどです。

まずは以下の3手を順番に試してみてください。やらなくていいのは、いきなり本体を初期化することです。設定をやり直すハメになり、時間がもったいありません。

  1. 本体の電源コードを抜いて10秒待つ コンセントからプラグを抜き、少し待ってから挿し直します。これだけで8割方は直ります。
  2. マイクの消音ボタンを押していないか確認する 本体の上部にあるマイクマーク(または斜線が入ったマイクのボタン)が赤く光っていませんか?うっかり触ってミュートになっているケースがよくあります。
  3. Wi-Fiルーターの置き場所と電波を見直す スマートスピーカーは2.4GHzという電波帯を使うことが多いのですが、電子レンジを使うと電波が途切れることがあります。ルーターの再起動も有効です。詳しい手順は自宅のWi-Fi繋がらないときにすぐ試す3手と原因別の直し方も参考にしてください。

テレビやエアコンを声で動かしたいときだけ「追加機器」を検討する

声で「テレビをつけて」「電気を消して」と操作したくなったら、ここで初めて機器の追加を考えます。

ただし、テレビやエアコンを買い換える必要はありません。「スマートリモコン」という、手のひらサイズの赤外線送信機(数千円程度)を1つ部屋に置くだけで、今家にある普通の家電が声で操作できるようになります。

たとえば、夜寝る前にベッドの中から「電気消して」と言えたり、帰宅前に外からエアコンをつけたりできます。無駄なつけっぱなしを防げるので、結果的に節電にもつながります。家電の省エネ設定や使い方のコツは電気代節約で家電の使い方を直す!今日から試せる設定変更の手順でも解説しています。タイマーでコンセントごと切りたい場所だけなら、声操作の前にスマートプラグの使い方とタイマーで切れないときの直し方も見てください。

まずは無料のメモやタイマー機能を1週間使ってみて、「やっぱり声で部屋の照明も消したいな」と思ってから購入してもまったく遅くありません。

勝手に注文されたくない!最初にやっておくべき安心設定

初心者が一番不安になるのが「子どもの声やテレビの音で勝手に買い物をされたらどうしよう」という点です。

これもスマホアプリから簡単に設定を変更できます。

  • Amazon Alexaの場合 「Alexa」アプリの「設定」→「アカウントの設定」→「音声ショッピング」を開きます。「音声ショッピング」自体をオフにするか、購入時に4桁の確認コード(暗証番号)を求める設定にしておけば、勝手に注文される心配はありません。
  • Googleの場合 「Voice Match(声の識別)」を設定しておくと、登録したあなたの声だけに反応してカレンダーやメモを表示してくれるようになります。家族でカレンダーを共有して予定を整理したいときはGoogleカレンダーで家族共有が表示されない?設定手順と届かないときの直し方の手順も役立ちます。

最初は覚えることが多いように思えますが、まずは「3分タイマー」と「買い物メモ」の2つだけ、今日のうちに試してみてくださいね。