電気代節約のために家電の電源をこまめに消しているのに、なぜか安くならないとお悩みではありませんか。実は「部屋を出るたびにエアコンを切る」といった使い方は、かえって電力を消費してしまう代表的な失敗です。まずは買い替えや有料機器を使わずに、今ある家電の設定変更だけで電気代を下げる手順から試していきましょう。

エアコンは「こまめに消す」のをやめて自動運転にする

一番よくある押し間違いが、節電のつもりでリモコンの「弱」ボタンを押したり、30分程度の外出で電源を切ってしまうことです。

エアコンは室温を設定温度まで下げるときに一番電気を使います。弱風に固定すると部屋が冷えるまでに時間がかかり、無駄な電力量が増えてしまいます。

  1. リモコンの「運転切替」を押して自動(または自動運転)を選びます。
  2. 風量ボタンを何度か押し、画面表示を「自動」に合わせます。
  3. ちょっとそこまで買い物に行く程度(30分〜1時間以内)なら、電源を切らずにつけっぱなしにしておきます。

この設定変更にかかる時間は30秒ほどです。これだけで、無駄に電気を食う状態を防げます。冬の暖房で、30分の外出を消すかつけたままにするか迷うときは、冷房の話とは分けて見てください。冬のエアコンをつけっぱなしと比較して安くする設定です。30分以内なら、消して温め直す方が高くなりやすいです。

冷蔵庫の温度設定を「中」にして吹き出し口を空ける

冷蔵庫は24時間動いているので、設定と入れ方を少し直すだけでじわじわ効いてきます。よく見かける失敗が、冷えを良くしようとして設定を「強」にしたまま忘れているケースです。

  1. 冷蔵庫のドアを開け、手前や奥にある温度調節ダイヤル(またはボタン)を探します。
  2. 「強」になっていたら「中」または「弱」に切り替えます(冬場は「弱」、夏場は「中」が目安です)。
  3. 冷風が出てくる奥の吹き出し口の前に、大きいパックや缶を置かないようスペースを空けます。

冷蔵庫の中に食材をギチギチに詰め込むと、冷気が循環しなくなります。目安として「奥の壁が見えるくらい」に整理しておくと、冷やす効率が落ちません。「中」や「弱」に変えても、今入っている食品がすぐ傷むわけではありません。吹き出し口の前を空けるだけなら、中身を捨てる必要はありません。

待機電力を減らすならテレビ周りと充電器から外す

使っていないのにプラグを挿しているだけで流れる「待機電力」も、家じゅう合わさるとバカになりません。とはいえ、すべての家電のコンセントをいちいち抜くのは大変ですし続きません。

真っ先に見直すなら、テレビ周りのゲーム機や、挿しっぱなしのスマホ充電器です。

  • スマホやタブレットの充電器:本体を繋いでいないときも、コンセントに挿しっぱなしなら抜いておきます。
  • テレビ・レコーダー:旅行などで数日家を空けるときだけ、主電源を切るかタップのスイッチをオフにします。

スマホのバッテリー維持については、スマホの電池がすぐ減るときに見直したい設定(iPhone・Android)で画面側の節電手順も一緒にやっておくと安心です。

消し忘れが多い場所だけ「スマートプラグ」を使う

手動でコンセントを抜くのが面倒な人や、消し忘れが多い場所には、スマホから電源を遮断できる「スマートプラグ」という機器を使う選択肢もあります。

これは壁のコンセントと家電のプラグの間に挟んで使う小さな接続アダプターのようなものです。スマホアプリを使って「夜11時になったら電源を切る」「外出したらオフにする」といったタイマーが組めます。

  • 向いている家電:間接照明、サーキュレーター、電気じゅうたん、加湿器など(物理スイッチでオン・オフが切り替わるもの)。
  • 向いていない家電:冷蔵庫(中身が傷む)、エアコンやテレビ(専用リモコンで切らないと故障の原因になる)。

1,500円〜2,500円ほどで買える製品が多いですが、家じゅうのコンセントに付ける必要はありません。まずは「いつも消し忘れる電気毛布」など1箇所だけで試せば十分です。Wi-Fiにつながらない・タイマーで切れないときは、初期化の前にスマートプラグの使い方とタイマーで切れないときの直し方で2.4GHzへの切り替えから見てください。すでにスマートスピーカーがある人は、家電の買い替えより先に、手のひらサイズのスマートリモコンで今のテレビやエアコンを声で動かす方が安いことが多いです。スマートスピーカーで家電を買わずに使える機能 も見てください。

それでも電気代が下がらないときに見直す手順

設定を変えても電気代が高いままであれば、家電以外の固定費が原因になっていることもあります。

  1. エアコンのフィルター掃除:カバーを開けて掃除機でホコリを吸うだけで、効きが戻って無駄な電力が下がります。
  2. 契約アンペアやプランの確認:検針票や電力会社のマイページを見て、生活に合っていない高いプランになっていないか確認します。
  3. その他の固定費の見直し:家計全体を軽くしたいなら、使っていないスマホアプリや動画配信の解約も効果的です。手元で確認する手順は使っていないサブスクの確認と解約を参考にしてください。ポイントを貯めたい気持ちは、固定費を見てからの方が続きやすいです。ポイ活の始め方 では、アプリを1つに絞るところから書いています。

まずは今夜、エアコンのリモコンを「自動」に変えるところから始めてみてください。