「アプリで設定したのに電源が切れない」「Wi-Fiの画面でエラーが出る」——秋の電気代対策に買ってみたものの、最初の設定で止まると困りますよね。

スマートプラグの使い方と節約の設定は、一度コツを覚えれば10分もかからずに終わります。本体やスマホの設定を変えても、家電のデータやスマホの写真が消えることはないので安心してください。

まずは、一番よくある「Wi-Fiに繋がらない」トラブルからサクッと解決していきましょう。

「Wi-Fiに繋がらない・初期設定が進まない」ときの解決手順

スマートプラグをコンセントに挿して、スマホアプリで登録しようとしたときに「デバイスが見つかりません」と出る。これ、ほぼ全員が一度は引っかかる落とし穴があります。

それは、スマホが5GHz(ゴージーヘルツ)という速度重視のWi-Fiに繋がっていることです。スマートプラグの多くは、障害物に強い2.4GHz(ニーテンヨンジーヘルツ)の電波にしか対応していません。

次の順番でスマホの設定を切り替えてみてください。所要時間は3分ほどです。

  1. スマホの「設定」アプリを開き、「Wi-Fi」の画面を出します。
  2. 接続中のWi-Fi名(SSID)を確認します。末尾に「a」や「5G」と書かれていたら、末尾が「g」や「2G」、または何も付いていない方のWi-Fi名をタップして接続し直します。
  3. スマホの「位置情報(GPS)」と「Bluetooth」がオンになっているか確認します。アプリが近くのプラグを探すために使います。
  4. スマートプラグ本体の電源ボタンを、ランプがカチカチと速く点滅するまで長押し(約5秒)します。
  5. アプリに戻り、もう一度「デバイスの追加」を試します。

これだけで、今まで繋がらなかったのが嘘みたいに認識されることがほとんどです。

もし「自宅のWi-Fiパスワードが分からない」という場合は、ルーターの裏側に貼ってあるシールを見てみてください。「暗号化キー」や「PASS」と書かれている英数字がそれです。それでもネット周りでおかしいなと思ったら、自宅のWi-Fi繋がらないときにすぐ試す3手と原因別の直し方も合わせて確認してみてくださいね。

待機電力を自動でカット!タイマーとスケジュールの設定手順

Wi-Fiに繋がったら、次は一番やりたかった電気代対策です。夜間や外出中に勝手に電源をOFFにして、無駄な待機電力をゼロに設定しましょう。

主要なスマートプラグアプリ(TapoやSwitchBotなど)で、スケジュールを組む基本的な手順です。

  1. アプリを開き、登録したスマートプラグの画面を開きます。
  2. 画面下部にある「スケジュール」または「タイマー」のアイコンをタップします。
  3. 「追加」や「+」ボタンを押して、時間を設定します(例:夜の23:00)。
  4. 動作の選択で「オフ」を選びます。
  5. 繰り返しの項目で「毎日」または「月〜金」など、電源を切りたい曜日すべてにチェックを入れます。
  6. 右上の「保存」を押します。

同じ要領で、朝の7:00に「オン」になるスケジュールも作っておけば、手動でスイッチを押す手間が完全に省けます。

エアコンや冷蔵庫などの大きな家電は待機電力を切ると壊れたり中身が傷んだりするので向きませんが、テレビの周辺機器(ハードディスクやスピーカー)、サーキュレーター、充電器の挿しっぱなし防止には効果抜群です。

家全体の家電の省エネ設定については、電気代節約で家電の使い方を直す!今日から試せる設定変更の手順でも詳しく触れているので、あわせて確認しておくと効果的ですよ。

設定した時間になっても電源が切れないときに確認すること

「タイマーを23時にセットしたのに、テレビのランプがついたまま…」というときは、故障を疑う前にここをチェックしてみてください。押してしまいがちなのが「一時停止ボタン」や「タイムゾーンのズレ」です。

  • アプリ内のタイムゾーンが「日本(GMT+9)」になっているか 海外製のアプリだと、標準時間が海外にセットされていて9時間ズレて動いていることがあります。アプリのアカウント設定から「地域」や「タイムゾーン」が日本になっているか見てみましょう。
  • プラグ本体の電源スイッチを直接押していないか 手動で本体のボタンを押して電源を切ったり入れたりすると、スケジュールが一時的にスキップされる機種があります。アプリのスケジュール画面を開いて、スイッチのトグルが「有効(緑色など)」になっているか確認してください。
  • プラグのランプだけ消えて、電気は流れ続けていないか アプリの設定に「LEDランプを消灯する」という項目があります。プラグ本体の明かりが消えただけで、電気自体は流れているパターンです。繋いでいる機器が動いているか確かめてください。

買わなくてもできる?スマートプラグが必要な人と不要な人

スマートプラグは1台1,000円〜2,000円程度で買えますが、全員が買う必要はありません。無理に買わなくても解決できるケースもあります。

買ったほうがいい人

  • 古いサーキュレーターや電気毛布など、本体にタイマー機能がない家電を自動化したい
  • テレビ周りのゲーム機やスピーカーの待機電力をまとめて一括で切りたい
  • スマホの過充電を防ぐために「3時間後に充電を止める」設定をしたい

買わなくていい人

  • 電源を入れたあとに「リモコン操作」や「本体ボタン」を押さないと動かない家電(電子レンジ、最新の液晶テレビ本体など)に使いたい人 ※スマートプラグは「コンセントの抜き差し」と同じ動きしかできません。通電しても待機状態になるだけの家電には意味がないんです。
  • 最近の家電で、本体に「おやすみタイマー」や「節電モード」がすでに付いている場合

「買ってみたけど使えなかった」とならないために、プラグに繋ぎたい家電のコンセントを一度抜いて、もう一度挿したときに自動で電源が入るかどうかを事前に確認しておくのが失敗しないコツです。

部屋を移動させたら繋がらなくなった場合の復旧法

リビングで使っていたスマートプラグを「寒くなってきたから寝室の電気毛布に使おう」と移動させたときに、急にアプリから操作できなくなることがあります。

この場合の対処法は2つです。

  1. ルーターから遠すぎて電波が届いていない 壁やドアを挟むとWi-Fiが届きにくくなります。一度ルーターに近いコンセントに挿し直して、アプリで操作できるか試してください。
  2. Wi-Fiの情報をリセットして再登録する 中継器などを通して違うWi-Fi名に繋ぎ直したいときは、本体のボタンを10秒以上長押しして工場出荷状態に戻します。ランプが赤と緑に交互に点滅するなど、表示が変わったら最初の手順で登録し直せばOKです。

これでもダメなときは、一度スマートプラグをコンセントから抜き、5秒待ってから挿し直す「物理再起動」を試してみてください。これだけであっさり復活することも多いですよ。