急にGoogleフォトで消えた写真を復元したいとき、慌てて有料のデータ復元ソフトなどを入れる必要はありません。消えてしまった写真の多くは、アプリ内の「ゴミ箱」に残っているか、「アーカイブ」という別の場所に隠れているだけです。
ゴミ箱にあれば、元の撮影日の位置へそのまま戻せます。まずは落ち着いて、手元のスマホで次の3手を確認してみてください。
最初の3手でゴミ箱から元の場所に戻す
画面の下にあるメニューからゴミ箱を開いて、写真を元のアルバムや一覧に戻します。作業にかかる時間は1分ほどです。
- Googleフォトアプリを開きます。
- 画面の右下にあるコレクション(アプリのバージョンによっては「ライブラリ」)をタップします。
- 上のほうに並んでいる「ゴミ箱」のアイコンをタップします。
- 戻したい写真を長押ししてチェックを入れ、画面下の復元を押します。
これだけで、写真は消える前の状態に戻ります。
ここでよくある勘違いが、「復元を押したのに一覧の一番上(最新の日付)に出てこない」というものです。復元された写真は、今日の日付ではなくもともと撮影された日付の場所に戻ります。何ヶ月も前の写真なら、その日付までスクロールして探してみてください。
なお、画面下のメニュー名が見当たらないときは、Googleフォトのアップデートで「ライブラリ」から「コレクション」に名前が変わった影響です。右下のアイコンを押せば、どちらでも同じようにゴミ箱が見つかります。
ゴミ箱にないときはアーカイブを確認する
ゴミ箱をいくら探しても見当たらない場合、削除ではなく「アーカイブ」を押してしまっているケースがよくあります。
アーカイブは、写真を消さずにメインの写真一覧から非表示にする機能です。整理しようとして画面右上のメニューから誤って押してしまい、写真が消えたと思い込んでしまう人が多い場所です。
アーカイブに入っている写真を取り出す手順はこちらです。
- 画面右下の「コレクション」(または「ライブラリ」)をタップします。
- ゴミ箱の近くにあるアーカイブをタップします。
- 消えたと思っていた写真があるか探します。
- 写真を開き、右上の縦の3点リーダー(または上スワイプ)からアーカイブを解除をタップします。
アーカイブを解除すると、メインの写真一覧の元の撮影日に再び並ぶようになります。何かが消去されるわけではないので、安心して操作してください。普段からアルバム分けや整理で迷いやすいときは、Googleフォトの整理と使い方の手順。容量不足や写真迷子をすぐ解決もあわせて見ておくと、間違えて隠してしまう失敗を減らせます。
どちらにもないときに試す3つの確認
ゴミ箱にもアーカイブにも見当たらないときは、アプリ以外の場所を探す必要があります。あきらめる前に次の3つを順に見ていきましょう。
1. 右上のアカウントアイコンを切り替えてみる
複数のみんなで使うタブレットや、仕事用と個人用でGoogleアカウントを2つ以上持っているスマホで多いのが、別のアカウントのGoogleフォトを開いているパターンです。
画面の右上にある丸いプロフィールアイコンをタップしてみてください。別のアカウントがぶら下がっていれば、そちらをタップして切り替えます。アカウントを変えただけで、消えたはずの写真が一覧にずらりと並んでいた、ということは現場で本当によくあります。
2. スマホ本体のゴミ箱を見る(iPhoneとAndroidで操作が違います)
Googleフォト側で「端末から削除」を押してしまい、Googleフォトのクラウドには残っているけれど端末から消えた、あるいはその逆で端末の写真アプリから消してしまった場合があります。
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iPhoneの場合: 標準の「写真」アプリを開き、下の「アルバム」タブから下へスクロールして「最近削除した項目」を開きます。Face IDなどでロックを解除すると、直近30日以内に消した写真が残っています。戻したい写真を選んで右下の「復元」を押せば元に戻ります。
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Androidの場合: 機種ごとの「ギャラリー」や「ファイル(Files by Google)」アプリを開き、その中にある「ゴミ箱」を確認します。Googleフォトとは別に、端末側のストレージにゴミ箱が用意されている機種がほとんどです。
3. パソコンやブラウザからGoogleフォトを開く
スマホのアプリ側で表示の読み込みが詰まっているだけのこともあります。SafariやChromeなどのブラウザで「Googleフォト(ブラウザ版)」にアクセスし、同じアカウントでログインしてみてください。アプリで消えて見えた写真が、サーバー側にはしっかり残っていることがあります。
もしブラウザ版にも反映されていなかったり、普段から写真の同期が遅いと感じる場合は、Googleフォトのバックアップが進まない原因とすぐ試せる直し方の手順で設定を確認しておくと安心です。
ゴミ箱の期限とやってはいけないこと
Googleフォトのゴミ箱には保存期間があります。期限を過ぎると、自動的に完全削除されてしまう仕組みです。
- バックアップ済みだった写真:ゴミ箱に入れてから60日間保管
- バックアップしていなかった写真・動画:Googleフォトのゴミ箱に入れてから30日間保管(iPhoneもAndroidも同じです)
この期間を過ぎて完全に消えてしまった場合、Googleの一般的な無料サポートでは復元が難しくなります。
焦っているときにやりがちな失敗として、「消えた写真を取り戻せる」と謳う怪しい有料復元アプリをスマホにインストールしてしまうことがあります。スマホ本体の保存領域を暗号化している最近の機種では、市販の安価な復元ソフトを使っても写真が戻る確率は高くありません。かえってデータを上書きしてしまい、残っていたデータの救出を難しくする原因にもなります。
有料のデータ復旧業者を使うのは、どうしても業務上失えないデータがあり、高額な見積もりを支払ってでも専門業者に預ける価値がある場合だけにしてください。普段の写真であれば、まずはゴミ箱、アーカイブ、別のアカウント、端末のアルバムの4箇所を落ち着いて見直すのが最も安全で確実です。写真そのものは残っているのに、人の顔のグループだけ消えたときはゴミ箱ではありません。人物が検索できないときの再スキャンを見てください。「空き容量を増やす」を押して、本体の写真アプリから消えたときはゴミ箱ではありません。クラウドには残っています。本体へ戻す手順を見てください。全部戻すと、また容量がいっぱいになります。