「Googleフォトで人物が消えたせいで、あの人の写真が検索できない!」と焦っていませんか。昨日までちゃんと顔ごとに仕分けされていたのに、突然グループ自体が表示されなくなると困りますよね。

先に言っておくと、写真そのものが消えてしまったわけではないので安心してください。Googleのシステム側の都合や、アプリの一時的な不具合で顔認識機能(スキャン)が立ち止まっているだけです。

今回は、その場で試せる「人物グループ化」の再スキャン手順を、スマホの画面に合わせながら分かりやすく紹介しますね。


【最短3手】まずはこの設定を確認してみて

あれこれいじる前に、まずはこの3ステップを試してみましょう。これで大抵は解決します。

  1. 「人物グループ化」の設定を一度オフにして、すぐオンに戻す
  2. Googleフォトのアプリを最新版にアップデートする
  3. スマホを充電器に挿した状態で、一晩そっとしておく

実は、Googleフォトの顔認証はスマホの頭脳(プロセッサ)やGoogleのサーバーが忙しくない「夜間」や「充電中」に、裏でひっそりと行われます。設定をオン・オフした直後に「すぐスキャンして!」と画面を見つめていても、なかなか動き出しません。まずは設定を入れ直して、気長に待つのがいちばんの近道です。

詳しい操作方法を、iPhoneとAndroidに分けて説明しますね。


「人物グループ化」の設定スイッチはどこ?

「人物グループ化」のオン・オフを切り替えるメニューは、アプリの少し奥まった場所にあります。押し間違いがないように順番に進めてみてください。

iPhoneでの操作手順

  1. Googleフォトアプリを開き、右上の「アカウントのアイコン」(自分の顔写真やイニシャル)をタップします。
  2. メニューの中から「Googleフォトの設定」(歯車のマーク)を押します。
  3. 「お気に入り」や「グループ化」に関する項目を探します。iPhoneの場合、「設定」内の「プライバシー」、または「グループ化する類似の顔」というメニューをタップします。
  4. 「人物のグループ化」のスイッチを一度オフにします。
  5. 数秒待ってから、もう一度オン(青色または緑色)に戻します。

Androidでの操作手順

  1. Googleフォトアプリを開き、右上の「アカウントのアイコン」をタップします。
  2. 「フォトの設定」(歯車マーク)をタップします。
  3. 設定一覧の中にある「優先設定」をタップします。
  4. 「グループ化する類似の顔」をタップします。
  5. 「人物のグループ化」のスイッチを一度オフにしてから、再度オンにします。

【注意】スイッチをオフにすると何が起きる?

このオン・オフ操作をするときに、「データが消えるのでは?」と不安になりますよね。大丈夫です、写真そのものは1枚も消えません。

ただし、過去にあなたが手動で「このグループは『お父さん』」「このグループは『お母さん』」と個別に付けた名前(ラベル)や、手動で非表示にした人物の設定はリセットされてしまいます。名前は後から付け直す必要がありますが、顔の自動仕分けを復活させるためには、このリセット作業(再スキャン)が最も効果的です。


これでも直らないときに試したい2つの解決策

設定を入れ直して丸一日待ってもまだ人物が消えたままで、検索できない状態が続いているなら、次の2つを試してみましょう。

1. ブラウザ版(Web版)のGoogleフォトを見てみる

スマホのアプリがバグっているだけで、Googleのシステム上にはちゃんと人物グループが残っていることがよくあります。

スマホのブラウザ(SafariやChrome)で「Googleフォト」と検索し、アプリではなくWebサイトとしてログインしてみてください。そこで右上の「検索(虫眼鏡マーク)」を押し、人物グループが表示されているなら、原因はあなたのスマホアプリ側にあります。その場合はアプリの不具合なので、アプリを一度削除して入れ直す(再インストールする)とあっさり直ることが多いです。

2. アプリのキャッシュを削除する(Androidのみ)

Androidを使っているなら、アプリ内に溜まったゴミデータ(キャッシュ)が悪さをしている可能性があります。

スマホの「設定」アプリを開き、「アプリ」→「Googleフォト」→「ストレージとキャッシュ」の順に進んで、「キャッシュを消去」を押してみてください。これをやっても、スマホ内の写真が消えることは絶対にないので安心してくださいね。ゴミが掃除されて、顔認識の処理がスムーズに動き出すことがあります。

写真の整理全般に困っているときは、こちらの Googleフォトの整理と使い方の手順。容量不足や写真迷子をすぐ解決 も合わせて読んでみると、すっきり片付きますよ。


やりがちだけど「やらなくていいこと」

慌てているときに、ついやる必要のない面倒な作業をしてしまうことがあります。以下のことは、手間がかかるだけで効果がないのでやらなくて大丈夫です。

  • 写真を全部アップロードし直す(容量と時間の無駄になります)
  • 有料プラン(Google One)を契約する(顔認証は無料の機能なので、お金を払っても解決しません)
  • スマホ本体を初期化する(アプリの不具合に対して大がかりすぎます)

顔認証が機能しない原因のほとんどは、Googleのサーバー側での「処理待ち」です。特に、機種変更をして新しいスマホに写真を大量に移した直後などは、Googleが数万枚の写真を1枚ずつスキャンしている最中なので、どうしても数日はかかります。焦らずに充電器に繋いで待つのが、実は一番の近道だったりします。

もし、「人物グループどころか、写真そのものが一部見当たらない」という場合は、顔認識の前に写真がどこかへいってしまっている可能性があります。そのときは Googleフォトで消えた写真を復元する手順!ゴミ箱やアーカイブの探し方 を参考に、まずは写真を見つけ出してみてください。

設定さえオンになっていれば、あとは時間が解決してくれます。お茶でも飲みながら、ゆっくり待ってみてくださいね。