歩き出したのに青いアイコンが明後日の方向を向いていたり、一本隣の道を走っていることになっていますか? Googleマップで現在地がずれる 症状は、アプリを再起動しなくてもその場でできる簡単な操作で元に戻せます。作業にかかる所要時間の目安は1〜2分程度で、大事な写真やLINEのデータが消えるような心配もありません。

まずは一番手軽な3つの操作から順番に試してみましょう。


試すならこの3手から!現在地のズレを今すぐ直す手順

画面上でウロウロしている青い丸(現在地)の位置を整えるなら、次の3手を見るのが早道です。

  1. 画面の青い丸をタップして「校正」を行う(スマホを8の字に振る)
  2. スマホのWi-Fi設定を「オン」にする(繋がなくてOK)
  3. 位置情報の「精度」設定をオンにする

有料のアプリを買う必要はありませんし、Googleアカウントを作り直すといった面倒な作業も不要です。それぞれの具体的な操作手順を下で説明しますね。


スマホを「8の字」に振って向きを合わせる(校正)

進行方向を示す青い扇形のライトが広く広がっていたり、向きがまったく逆を向いているときは、スマホ内部のコンパス(磁気センサー)が狂っています。これを正しい向きに直す作業が「校正」です。

操作の手順

  1. Googleマップを開き、自分の現在地を示す青い丸を直接タップします。
  2. 画面下にメニューが出てくるので、「校正」(または「現在地の精度を向上のため校正」)を選びます。
  3. 画面の案内どおりに、スマホを手で持って空中で「8の字」を描くように何度か大きく動かします。

手首だけをちょこちょこ動かすのではなく、腕を使って大きめの「8」を描くのがコツです。高層ビルが立ち並ぶ場所や高圧線の近く、金属製の歩道橋の上にいるときは磁気が乱れやすいので、少し歩いて場所を変えてから試すとスムーズに調整できます。


Wi-Fiを「オン」にする(外でも効果あり)

「外を歩いているからWi-Fiは関係ない」と思ってオフにしていませんか? 実は、現在地を正確につかむためにスマホは周囲のWi-Fiルーターが出している電波を目印として使っています。

どこかのネット環境に実際に接続する必要はありません。スマホのWi-Fiボタンを「オン」にしておくだけで、GPSだけに頼るよりも現在地のズレがぐっと減ります。

画面での切り替え方

  • iPhone: 画面の右上から下にスワイプしてコントロールセンターを出し、Wi-Fiマークをタップして青色(オン)にします。
  • Android: 画面の上から下にスワイプしてクイック設定を出し、Wi-Fi(またはインターネット)をオンにします。

もし外でWi-Fiをオンにしてもネット全体の動きが怪しいときは、Wi-Fi繋がっているのにネットにつながらない原因とすぐ試せる対処法 もチェックしてみてください。


位置情報の精度設定を見直す(iPhone・Android別)

スマホ本体の設定で「大まかな位置」しかアプリに伝えない設定になっていると、マップの現在地が何百メートルもズレることがあります。Googleマップに「ピンポイントの場所」を教える設定になっているか確かめましょう。

この設定を変えても、保存してある写真や連絡先が消えることはありません。

iPhoneの場合

  1. スマホの「設定」アプリを開きます。
  2. 「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」の順に押します。
  3. アプリ一覧から「Google Maps」を探してタップします。
  4. 「正確な位置情報」 というスイッチが緑色(オン)になっているか確認します。オフになっていたらタップしてオンに切り替えます。

Androidの場合

機種によってメニューの名前が少し違いますが、探す手順はほぼ同じです。

  1. スマホの「設定」アプリを開きます。
  2. 「位置情報」を押し、「位置情報の精度」や「位置情報の精度を向上」を選びます。
  3. 「位置情報の精度を向上」(または Google 位置情報の精度)をオンにします。

見つからないメニューがあれば、「設定」画面の一番上にある検索窓に「位置情報」と打ち込んで探すとすぐに見つかります。

なお、常に高い精度で位置情報を使うと、少しだけバッテリーの消費が早くなることがあります。電池の持ちが心配な場合は、スマホの電池がすぐ減るときに見直したい設定(iPhone・Android) で他の不要な設定をオフにしてバランスをとるのがおすすめです。


やらなくていいことと、それでも直らないときの確認

焦っていると色々触りたくなりますが、「アプリの再インストール」や「スマホの初期化」はやらなくて大丈夫です。手間がかかる割に、位置情報のズレに対する効果はほとんどありません。

ここまでの手順を試しても現在地が動かないときは、次の2点だけ確認してみてください。

  • スマホケースに「マグネット(磁石)」が付いていないか 手帳型ケースの留め具や、車載ホルダー用の強力な磁石がスマホの裏についていると、コンパスが狂って向きが修正できなくなります。一度ケースから外して8の字校正を試してみてください。
  • 地下街やトンネルの中にいないか 空が見えない場所では、空からのGPS電波が遮られてしまいます。地上に出て少し歩くと、自然と正しい位置に戻ります。

設定を変更した後は、一度Googleマップアプリを閉じ、もう一度立ち上げて青い丸が正しい場所を示しているか確認してみましょう。過去の移動履歴だけが見当たらないときは、現在地のずれとは別です。タイムラインが消えたときの確認と移行を見てください。アプリを消す前に、ログイン中のアカウントと「このデバイスに保存」で足ります。電波の届かない場所へ行く前に地図が落ちないときは、現在地のずれとは別です。オフライン地図がダウンロードできないときの直し方を見てください。Wi-Fiだけの制限と空き容量を先に見れば足ります。お気に入りのピンだけが地図から消えたときは、現在地のずれとは別です。保存した場所が表示されないときの確認を見てください。右上のアカウントと、保存済みリストの目玉マークを先に見れば足ります。