お気に入りに登録したはずのピンが消えていると、間違えて全部消してしまったのかと焦りますよね。Googleマップで保存した場所が表示されない現象は、データそのものが消えたのではなく、単に「隠れている」か「別のアカウントが開いている」ことがほとんどです。

慌ててピンを一つずつ登録し直す必要はありません。まずはスマホの画面を見ながら、順番に確認していきましょう。

アプリを入れ直すのは待って!まずやらなくていいこと

画面からピンが消えると、焦ってアプリをアンインストールしたり、アカウントを作り直そうとする人がいます。でも、アプリの再インストールはまだやらなくて大丈夫です。

保存した場所(お気に入り、行ってみたい場所、スターなど)は、スマホの中ではなくGoogleのサーバー上に保管されています。アプリを消してもデータは消えませんが、入れ直す手間がかかりますし、ログインし直すのも面倒です。

作業時間の目安はだいたい3分ほど。お金もかかりませんし、何か設定をいじって他の写真や連絡先が消える心配もありません。

1つ目:右上の丸いアイコンでログイン先を確かめる

一番よくあるのが、いつの間にか別のアカウントに切り替わっているパターンです。仕事用のGmailや、昔作った別のアドレスに切り替わっていると、今のアカウントにはピンが1つも表示されません。

  1. Googleマップの検索バー右端にある丸いアイコン(自分の写真か名前の頭文字)をタップします。
  2. 今ログインしているメールアドレスが表示されます。
  3. ピンを保存した心当たりのある別のアドレスが下に並んでいれば、そちらをタップして切り替えます。

もし「アカウントなしでマップを使用」になっている場合は、普段使っているGoogleアカウントでログインし直してください。これだけで「あ、戻った!」となるケースがかなり多いです。

2つ目:「地図上に表示」がオフになっていないか確認する

アカウントが合っているのにピンが出ない場合、リストの表示設定がオフになっている可能性が高いです。特に画面下を触っているときに、気づかず押し間違いをしてしまう場所があります。

リストの目玉マークを確認する手順

  1. 画面の一番下にあるメニューから「保存済み」(しおりのようなマーク)をタップします。
  2. 「マイリスト」の中に「お気に入り」「行ってみたい場所」「スター付きの場所」などが並んでいます。
  3. 表示させたいリストの右側にある「︙」(縦の3点リーダー)をタップします。
  4. 出てきたメニューに「地図上に非表示」と書いてあるか確認します。

ここがポイントです。もし「地図上に表示」という項目になっていたら、今は非表示になっている状態です。そこをタップして「地図上に表示」に切り替えてみてください。

また、リストを開いたときに上部に表示される「斜線が引かれた目のマーク」を押してしまい、全部のピンが隠れてしまっていることもよくあります。目のマークをもう一度タップして、斜線が消えれば地図上にピンが戻ってきます。

3つ目:地図の「レイヤー」設定をリセットする

地図の表示タイプを変えた拍子に、ピンが見えにくくなっていることがあります。

  1. 検索バーのすぐ下、地図の右上あたりにある「正方形が2枚重なったようなマーク」(レイヤーボタン)をタップします。
  2. 地図の種類が「航空写真」や「地形」になっていたら、一度「デフォルト」に戻してみます。
  3. 地図の詳細設定で何かにチェックが入っていたら、外してすっきりした状態に戻します。

これだけで、埋もれていたピンがパッと浮き出てくることがあります。

直らないときはアプリのゴミ(キャッシュ)を消してみる

設定は合っているのにピンだけがどうしても読み込まれないときは、アプリが一時的に読み込みでつまずいています。ここでスマホごとの対処を試してみましょう。

Androidの場合(キャッシュ削除)

Androidなら、保存データを消さずにアプリの一時ファイルだけを掃除できます。

  1. スマホの「設定」アプリを開きます。
  2. 「アプリ」→「マップ」を選びます。
  3. 「ストレージとキャッシュ」をタップします。
  4. 「キャッシュを消去」を押します。

※ここで隣にある「ストレージを消去」を押すと、オフラインマップやアプリの設定が初期化されてしまうので、必ず「キャッシュ」の方を選んでください。

iPhoneの場合(アプリの完全終了と再起動)

iPhoneにはキャッシュだけを消すボタンがありません。代わりにアプリを完全に終了させてから、端末自体を再起動します。

  1. 画面下から上にゆっくりスワイプして指を止め、起動中のアプリ一覧(マルチタスク画面)を出します。
  2. Googleマップの画面を上にシュッと払って終了させます。
  3. 一度iPhoneの電源を切り、入れ直してからマップを開きます。

パソコンやブラウザ版でピンが残っているか見る

スマホのアプリがおかしいのか、アカウント側の問題なのかをハッキリさせたいときは、ブラウザ(SafariやChrome)でGoogleマップを開いてみるのが手っ取り早いです。

ブラウザで「Googleマップ」を検索してログインし、同じようにピンが表示されるか見てみてください。パソコンの画面やブラウザでピンが見えるなら、スマホのアプリが一時的におかしくなっているだけなので、時間を置くかアプリの更新(アップデート)を待てば自然と直ります。

なお、保存した場所だけでなく自分の居場所もおかしかったり、過去の移動履歴が見当たらないときは、別の設定が原因かもしれません。移動の記録についてはGoogleマップのタイムラインが消えた?移行と確認の手順で確認できますし、現在地の青い丸がおかしいならGoogleマップで現在地がずれる・向きがおかしいときの直し方を試してみてください。

まずは右上のアカウントの顔写真と、下の「保存済み」リストにある目玉マーク。この2つを覗いてみてくださいね。