「ファイルを処理できませんでした」「このファイル形式はサポートされていません」——Geminiに資料を見せて質問しようとした瞬間、こんなエラーが出るとガッカリしますよね。
Geminiでファイルがアップロードできない原因の多くは、ファイルサイズが大きすぎるか、PDFにパスワードがかかっているかのどちらかです。有料プランにしなくても、ファイルの形式を少し整えたり、ブラウザを軽くしたりするだけで、そのまま無料で読み込めるようになります。
画面の前で困っているなら、まずは次から順番に当てはまるものがないか試してみてください。
「処理できませんでした」が出たときに最初に見るべき落とし穴
プラスマークのボタンから写真や書類を選んだのに止まってしまう場合、Gemini側の不具合というよりは、読み込ませようとしているファイルそのものに原因があるケースがほとんどです。
よくある押し間違いや勘違いも含めて、まず確認したいのは次の3点です。
- ファイルサイズが上限を超えている(動画以外は1ファイル100MBまで。動画は1ファイル2GBまで)
- PDFに保護(パスワード)がかかっている
- 対応していない拡張子(iPhoneのHEICなど。WEBPはそのまま送れることが多い)
特にiPhoneで撮影した写真をそのまま上げようとすると、拡張子が「HEIC」になっていて弾かれることがあります。また、会社や学校で配られたPDFは暗号化されていてGeminiが中身を開けないケースも多いです。
PDFや画像が弾かれるファイル条件とすぐできる直し方
具体的にどう直せばいいか、ファイルの種類ごとに見ていきましょう。作業自体は数分で終わるものばかりです。
1. PDFファイルが読み込めない場合
PDFでエラーになる最大の理由はパスワード保護です。開くときにパスワードを求められる書類は、Geminiも解析できません。
また、ページ数が数百ページに及ぶ分厚いPDFや、スキャンした画像だけで構成されているPDFもエラーになりやすいです。その場合は、必要なページだけを切り出すか、印刷画面から「PDFとして保存」をやり直して保護を解除した新しいPDFを作成してみてください。
どうしてもPDFの結合や分割がうまくいかないときは、PDFを無料で編集したい!有料ソフトを使わず結合・分割・文字入れをする手順を参考にしながら、手元のパソコンやスマホでファイルを軽加工してみるのが近道です。
2. 画像(写真・スクショ)が読み込めない場合
画像の場合はフォーマットと解像度がポイントになります。
- 対応している主な形式: JPG(JPEG)、PNG、WEBP
- 注意が必要な形式: HEIC(iPhoneの標準写真)、BMP、GIFアニメーション
iPhoneを使っている方は、「設定」アプリ→「カメラ」→「フォーマット」で「互換性優先」にしておくか、一度スクリーンショットを撮り直して「PNG」か「JPG」として保存した画像をGeminiに送ってみてください。これだけであっさり解決することがよくあります。
また、画像の中にある文字があまりにも小さすぎたり、手ブレで潰れていたりすると、アップロードはできても「画像から文字を読み取れませんでした」という返答になります。画面いっぱいに文字が映るように拡大して撮り直すのがコツです。
スマホやパソコンの動作が原因のときの対処法(所要時間:3分)
ファイル自体に問題がなさそうなのに「アップロード中…」のぐるぐるが止まらないときは、アプリやブラウザの通信状態・キャッシュ(一時保存データ)が邪魔をしています。
お金をかけずにすぐ試せる手順を、操作している機器別にまとめました。
パソコン(Windows / Mac)で操作している場合
- ブラウザの再読み込み(更新)をする
キーボードのF5キー(MacはCommand+R)を押して画面を入り直します。入力中の文章は消えてしまいますが、通信の目詰まりが一発で直ることが多いです。 - シークレットウィンドウで開いてみる
Google Chromeを使っているなら、画面右上の「3つの点」アイコンから「新しいシークレット ウィンドウ」を開き、再度Geminiにログインしてファイルをアップロードしてみます。これで成功するなら、ブラウザに溜まったキャッシュや拡張機能が原因です。
スマホ(iPhone / Android)で操作している場合
- アプリの権限を確認する
「写真を選ぼうとしてもライブラリが開かない」というときは、スマホ本体の設定でGeminiアプリ(またはChromeブラウザ)に写真へのアクセス許可が出していません。- iPhone: 「設定」→「Gemini」または「Chrome」→「写真」を「フルアクセス」に変更
- Android: 「設定」→「アプリ」→「Gemini」または「Chrome」→「権限」→「写真と動画」を許可
- ファイルの大きさと、Gemini側の読み込み上限を確認する
Geminiに上げたファイルは、通常はGmailやGoogleドライブと共有の15GBには入りません。15GBに空きがあっても、動画以外が100MBを超えていれば失敗します。アカウント全体の容量不足が同時に出ているときだけ、Google容量がいっぱいになったときの内訳確認と無料の解決手順で空きを確認してください。
それでも直らないときの裏ワザと代替手段
ここまでの手順を試してもダメな場合、ファイルそのものを直接読み込ませるのを一度あきらめて、次の「抜け道」を使って会話を進めてみましょう。
代替案A:テキストをそのまま貼り付ける
PDFや画像の中身が「文字データ」メインなら、ファイルごと渡す必要はありません。書類の文章を全選択してコピーし、Geminiの入力欄に直接ペーストして「以下の文章を要約して」と頼むのが一番確実で速いです。
代替案B:画面のスクリーンショットを渡す
PDFがうまく上がらないなら、画面上にそのPDFを表示させておき、スマホやパソコンのスクリーンショット機能で画像化(PNGやJPG)してしまいます。Geminiは画像の文字読み取り機能(OCR)が優秀なので、スクショ1枚で十分に内容を理解してくれます。
代替案C:別の生成AIで試してみる
一時的にGeminiのサーバー自体が混雑していて、ファイル解析機能がダウンしている日もあります。どうしても急ぎでファイルを読み込ませたいなら、ChatGPTなど他のAIに同じファイルを読み込ませてみるのも手です。やり方やエラーの対処はChatGPTでエラーが出て送信できないときの直し方!すぐ試せる手順でも書いています。ファイルではなく、質問への返事そのものがぐるぐるで止まる・エラーになるときは、Geminiで回答が生成されないときの直し方を見てください。
チェックリスト:アップロード前にここだけ見直そう
最後に、送信ボタンを押す前の確認チェックリストを置いておきます。
- パスワード付きのPDFになっていないか?
- iPhoneの「HEIC」形式の写真になっていないか?(スクショならOK)
- スマホのアクセス許可(写真・ストレージ)はオンになっているか?
- ブラウザを一度再読み込み(F5)してみたか?
有料プラン(Gemini Advancedなど)に切り替えれば読み込める容量の上限は増えますが、普段の仕事や日常の調べもの程度なら、ファイルを軽くしたりスクショに変換したりする工夫だけで十分に無料で使い続けられます。焦らず、まずは一番やりやすい「スクショ撮り直し」あたりから試してみてくださいね。