PDFに文字を入れたり手書きのサインを入れたりしたいとき、わざわざ有料アプリを買ったり怪しいアプリを入れたりする必要はありません。iPhoneのPDF編集は、最初から入っている「ファイル」アプリの機能だけで完了します。

まずは一番手早い手順から。メールやLINEで届いたPDFを一度「ファイル」アプリに保存して開いたら、画面右上にあるペンマーク(マークアップ機能)をタップするだけです。これだけで、文字入力も手書き署名もできます。

iPhoneでPDF編集をする基本の3ステップ

特別な操作は必要ありません。次の3手で文字入れから保存まで終わります。

  1. 「ファイル」アプリでPDFを開く ホーム画面にある青いフォルダのアイコン(ファイル)を開き、編集したいPDFをタップします。
  2. 右上のペンマークをタップし、「+」から「テキスト」か「署名」を選ぶ 鉛筆の先のようなアイコンをタップすると、画面下にペンツールが出てきます。右端の「+」マークを押すとメニューが開くので、「テキスト」または「署名」を選びます。
  3. 文字やサインを入れたら、左上の「完了」を押す 文字の大きさや色を調整して配置したら、画面左上の「完了」をタップします。これで元のPDFに上書き保存されます。

所要時間はなれてしまえば1分もかかりません。

編集メニューが出ない?よくある押し間違いと原因

「ペンマークが見当たらない」「文字が打ち込めない」という場合、よくある原因は以下の2つです。

メールやLINEの画面から直接開いている

メールの添付ファイルやLINEで送られてきたPDFをタップして直接開いている状態だと、マークアップのペンマークが表示されないことがあります。添付そのものが届いていないときは、Gmailにメールが届かないときに試す順番です。

画面の端にある共有ボタン(四角から矢印が飛び出しているマーク)を押して、メニューの中から「ファイルに保存」を選んでください。一度ファイルアプリの中に保存してから開き直すと、右上にペンマークが出てきて編集できるようになります。

閲覧モードのままになっている

PDFを開いた直後は、ただ画面を見るだけの状態になっています。右上のペンマークを1回タップして、画面下部に色とりどりのペンや消しゴムが並んだ「ツールバー」が表示されたことを確認してください。ツールバーが出ている状態が編集モードです。

手書きの署名(サイン)を追加・修正する手順

仕事の書類や契約書で手書きサインを求められたときも、紙に印刷して印鑑を押す必要はありません。

  1. 編集画面の右下にある「+」マークをタップします。
  2. メニューから「署名」を選びます。
  3. 初めて使う場合は「署名を追加または削除」を選び、画面下の枠内に指やタッチペンでサインを書きます。
  4. 右上の「完了」を押すと、PDFの上にそのサインがポンと配置されます。

配置されたサインは、角の青い丸を引っ張ると大きさを自由に変えられます。枠の真ん中を指で押しながらスライドさせれば、署名欄のぴったりな位置に移動できます。

一度作った署名はiPhoneの中に自動で保存されるので、次回からは「署名」を選ぶだけで同じサインをすぐに呼び出せます。作り直したいときは「署名を追加または削除」から不要なサインを赤色のマイナスマークで消せます。

Androidスマホで編集したい場合やページの結合をしたいとき

Androidを使っている家族や知人に教える場合は、操作が少し異なります。Androidには標準のファイルアプリに直感的なマークアップ機能が組み込まれていないことが多いため、GoogleドライブアプリでPDFを開いて右下のペンアイコンを押すか、無料のAdobe Acrobatアプリを使うのがスムーズです。

また、「複数のPDFを1つにまとめたい(結合)」「不要なページを切り離したい(分割)」といった作業は、スマホの小さな画面だと操作ミスが起きやすくなります。ページ編集までやりたい場合は、パソコンの大きな画面で作業したほうが圧倒的に早くて確実です。パソコンで安全に作業する手順については、PDFを無料で編集したい!有料ソフトを使わず結合・分割・文字入れをする手順 に詳しく書いてあります。

保存したPDFが見つからないときの探しかた

「編集して完了を押したのに、どこに保存されたか分からない」というご相談もよく受けます。

iPhoneで保存したPDFは、基本的に「ダウンロード」フォルダか「書類」フォルダに入っています。

探すときは、「ファイル」アプリを開いて右下の「ブラウズ」タブをタップしてください。「このiPhone内」または「iCloud Drive」という項目があるので、そこから「ダウンロード」フォルダを開くと、先ほど編集したファイルが見つかるはずです。

もし「空き容量が不足しているため保存できません」というメッセージが出た場合は、iPhone全体の容量がいっぱいになっています。不要な写真やアプリを整理して空きを作るなら、iPhoneの「ストレージがいっぱい」をデータを消さずに空ける の手順を試してみてください。

編集したPDFをコンビニで出したいのに、コピー機へ送れないときは、ネットプリントで印刷できないときの直し方でWi-Fiの繋ぎ直しとアプリ再起動を先に試してください。

画面の右上にあるペンマークさえ覚えておけば、急に書類への文字入れや署名を頼まれても焦らず対応できますよ。