「何度やっても読み取りエラーになる」「カメラが途中で固まって進まない」――PayPayの本人確認でマイナンバーカードをスマホにかざしたとき、この状態になると本当にイライラしますよね。

先に言っておくと、スマホの故障でもマイナンバーカードの不良でもなく、ちょっとした「あて方」や「スマホの設定」が原因のことがほとんどです。買い替えたり、新しい機器を買ったりする必要は一切ありません。

だいたい5分もあれば解決できるので、スマホを片手に、次の手順を順番に試してみてください。

マイナンバーカードの読み取り位置がずれている(機種別の正しいあて方)

PayPay本人確認エラー進まない原因で一番多いのが、スマホの「ICチップを読み取る場所」と「カード」の位置がずれていることです。スマホの裏側ならどこでもいいわけではありません。iPhoneとAndroidで位置が全く違います。

カバーがついていると電波が遮られてエラーになりやすいので、まずはスマホカバーを外してから、以下の位置にカードをぴったりあててみてください。

iPhoneの場合(15、14、SEなど共通)

  1. マイナンバーカードを平らな机の上に置く
  2. iPhoneの上部(カメラの横あたり)を、カードの真ん中に重ねる
  3. 画面に「読み取り開始」と出たら、そのまま5秒から10秒、完全に静止する

Androidの場合(Xperia、Galaxy、AQUOSなど)

Androidは、機種によって読み取りセンサー(おサイフケータイのマークやNFCマーク)の位置がバラバラです。

  • スマホの背面の真ん中あたりにあることが多いですが、カメラのすぐ横にある機種もあります。
  • マークが分からないときは、カードの上にスマホの背面をのせ、上下に少しずつずらしながら反応する場所を探してみてください。

意外な盲点として、金属製の机の上で作業していると、金属が電波を邪魔して読み取りエラーになります。木製の机の上や、雑誌などの上で試してみてくださいね。

カメラが真っ暗で起動しないときの「設定」確認

マイナンバーカードの読み取りではなく、自分の顔を撮影する段階や、カードの厚み撮影でカメラが真っ暗になって進まないことがあります。これは、PayPayアプリにカメラを使う許可を出していないのが原因です。

スマホの設定画面から、1分で直せます。

iPhoneでの直し方

  1. ホーム画面から「設定」アプリを開く
  2. 画面を一番下までスクロールして「PayPay」を押す
  3. 「カメラ」の右側にあるスイッチをオン(緑色)にする

Androidでの直し方

  1. ホーム画面から「設定」アプリ(歯車のマーク)を開く
  2. 「アプリ」→「アプリをすべて表示」から「PayPay」を選ぶ
  3. 「権限」または「許可」を押し、「カメラ」を「アプリの使用中のみ許可」にする

設定を変えたら、一度PayPayアプリを完全に閉じて(タスクキルをして)から、もう一度開き直してみてください。今度はカメラがスムーズに映るはずです。

「暗証番号」を何度も間違えてエラー画面が出る場合

マイナンバーカードを読み取るとき、数字4桁の暗証番号や、英数字6桁〜16桁の「署名用電子証明書」の暗証番号を求められます。

よくある押し間違いとして、英語の「大文字」と「小文字」の打ち間違いがあります。特に英数字の暗証番号はすべて大文字の英字と数字の組み合わせになっているので、小文字で入力していないか確認してください。

もし「これかな?」と思う番号を何度も入れてダメな場合は、注意が必要です。暗証番号を連続して間違えると、カード自体にロックがかかって使えなくなってしまいます。

  • 数字4桁の暗証番号は3回連続で間違い
  • 英数字6〜16桁の暗証番号は5回連続で間違い

ロックがかかってしまったら、スマホ側ではどうにもできません。その場合は、一度役所に行くか、近くのコンビニに行ってロックを解除する必要があります。心当たりがある人は、マイナンバーカードの暗証番号を忘れてロックされたらコンビニへの記事で復活させる手順を分かりやすく書いているので、参考にしてみてください。

どうしても読み取れないときの「別の本人確認方法」

スマホの調子が悪くてマイナンバーカードのICチップがどうしても読み込めない、という場合も諦める必要はありません。

PayPayには、ICチップを使わずに「運転免許証」や「運転経歴証明書」の写真をカメラで撮るだけで本人確認をする方法も用意されています。時間は少しだけかかりますが(審査に数日かかることがあります)、こちらの方が撮影するだけなのでエラーで進まないというストレスは少なくなります。

  1. PayPayの本人確認画面で「マイナンバーカード」ではなく「運転免許証」を選ぶ
  2. 画面の指示に従って、免許証の表・裏・斜めの厚みをカメラで撮影する
  3. 自分の顔写真の撮影を行い、申請を送信する

これなら、ICチップの読み取りエラーに悩まされることなく、確実に手続きを進められますよ。まずは手元に運転免許証を用意して、試してみてください。

本人確認が終わったらやっておきたいこと

無事に本人確認の手続きが終わると、PayPayマネー(銀行口座に出金できるお金)が使えるようになったり、使える機能がぐっと広がったりして、より便利にお買い物ができるようになります。

これからキャッシュレス決済をもっと賢く使いこなしていきたいなら、キャッシュレス決済初心者おすすめの始め方と失敗しないアプリの選び方を読んでおくと、無駄なくポイントを貯めるヒントが見つかると思います。

また、「お店のレジ前でなぜかPayPayが使えなくて焦った」という経験がある人は、PayPayで残高があるのに決済できない理由とレジ前ですぐ試せる直し方も事前に目を通しておくと、いざというときに慌てずに済みますよ。

慌てず、一つひとつ設定やカードのあて方を見直していけば、今日中にちゃんと解決できます。まずはスマホカバーを外すところから始めてみてくださいね。