レジの前で「支払いはどうしますか?」と聞かれて、思わず「現金で」と言ってしまうこと、ありませんか? 初心者におすすめのキャッシュレス決済のやり方は、実はものすごくシンプルです。今日すぐ試すなら、スマホにカードを1枚登録するか、お店でよく見かける「PayPay」を1つだけ入れる。このどちらかだけで十分スタートできますよ。
あれこれ比較して迷う必要はありません。まずは一番かんたんな最短ルートから見ていきましょう。
今日すぐ使うなら「タッチ決済」か「PayPay」の2択
キャッシュレスを始めるときに、いきなり何種類もアプリを入れる必要はありません。まずは1つだけ決めて、近所のコンビニやスーパーで使ってみるのがいちばんの近道です。所要時間の目安は5分程度で終わります。
おすすめは次のどちらかです。
- クレジットカードのタッチ決済(または交通系ICカード) iPhoneなら「ウォレット」、Androidなら「Google ウォレット」のアプリを開いて、手持ちのカードをカメラで読み取るだけです。一番手間がかかりません。
- PayPay(ペイペイ) 街の小さな個人店や病院など、一番使える場所が多いアプリです。アプリをダウンロードして電話番号を入れるだけで登録できます。
最初に「やらなくていいこと」もお伝えしておきますね。ポイ活のために何枚もカードを作ったり、ポイント還元率を細かく計算して使い分けたりするのは、慣れてからで構いません。最初は「現金を出さずに払えた」という経験を作るだけで満点です。ポイントを1つに絞ってから二重取りしたい人は、ポイ活の始め方 です。新しいカードは、今日作らなくて大丈夫です。
3つの決済方法の違いは「出し方」と「引かれ方」
レジの周りを見るといろんなマークがあって混乱しますよね。仕組みは大きく分けて3つだけです。「スマホのどこをどう操作するか」の違いだと覚えておけば大丈夫ですよ。
1. QRコード決済(PayPay、楽天ペイ、d払いなど)
スマホの画面にバーコード(QRコード)を表示して店員さんに見せるか、お店に置いてある四角いコードを自分のスマホのカメラで読み取って支払います。読み取ったあとに自分で金額を入力するお店もあるので、最初は少しドキドキするかもしれませんが、画面の指示通りに進めれば大丈夫です。
2. 電子マネー(Suica、PASMO、nanaco、WAONなど)
電車に乗るときのように、スマホやカードをレジの読み取り機械に「ピタッ」とかざすだけで支払いが終わります。アプリを開く必要すらなく、一番スピーディーです。
3. タッチ決済(Visaのタッチ決済など)
クレジットカードを機械にかざして払う仕組みです。最近はスマホの中にクレジットカードを入れて、スマホをかざして払う人が増えています。
お金がどこから引かれるかも重要です。あらかじめ現金をチャージして使う「前払い(プリペイド)」と、あとからカード会社から引き落とされる「後払い(ポストペイ)」があります。使いすぎが心配な方は、まずはチャージ式から始めるのが安心ですね。
PayPayを今日すぐ使えるようにする手順
一番利用者が多いPayPayを例に、使えるようになるまでの具体的な手順をまとめました。
- ストア(App StoreまたはGoogle Play)から「PayPay」アプリをダウンロードする。
- アプリを開き、電話番号とパスワードを決めて入力する。
- 携帯電話のショートメッセージ(SMS)に届いた4桁の番号画面に入力する。
- チャージ方法を選ぶ。
よくある押し間違いとして、登録直後に「銀行口座を連携してください」「クレジットカードを登録してください」という画面が大きく出ることがあります。ここで焦って口座番号を入力しなくても大丈夫です。
一番手軽なのは、セブン銀行ATM(セブンイレブンにある機械)から現金でチャージする方法です。ATMの画面で「スマートフォンでの取引」を選び、PayPayアプリの「チャージ」→「セブン銀行ATM」を選んで画面のQRコードを読み取るだけで、現金1,000円からチャージできます。これなら銀行口座を登録する怖さもありません。
クレジットカードをスマホに入れる手順
カードをお財布から出すのが面倒なら、スマホ自体をクレジットカード代わりにする設定が便利です。
iPhoneの場合は「ウォレット」アプリ、Androidの場合は「Google ウォレット」アプリを開きます。「カードの追加」ボタンを押し、クレジットカードをスマホのカメラで枠内に収めるだけで、カード番号や期限が自動で読み込まれます。
最後に関裏にある3桁のセキュリティコードを入力し、カード会社からの本人確認(SMSで届くコードの入力)を済ませれば完了です。
なお、キャッシュレス決済に慣れてくると、月々の固定費やサブスクの支払いもクレカにまとめたくなってきます。もし使っていない月額サービスがあれば、この機会に整理してみるのもいいですね。不要な出費を減らす方法については、使っていないサブスクの確認と解約 の手順も参考にしてみてください。
レジで焦らないためのちょっとした準備
初めてレジで使うときは誰でも緊張するものです。スムーズに支払うための準備を3つ覚えておきましょう。
- 並んでいる間にアプリを開いておく レジの順番が来てからアプリを探すと焦ってしまいます。列に並んでいる最中に画面を出しておきましょう。
- 画面の明るさを少し上げておく スマホの画面が暗すぎると、レジのバーコードリーダーが反応しないことがあります。うまく読み取れないときは画面を明るくしてみてください。
- 店員さんには「PayPayで」「タッチで」と短く伝える レジでは決済の名前をそのまま伝えれば大丈夫です。「電子マネーで」と言うより「Suicaで」、「QRコードで」と言うより「PayPayで」と具体的な名前を伝えるのが間違いを防ぐコツです。
もし読み取りがうまく行かなくても、慌てる必要はありません。「ごめんなさい、現金にします」と言えば済む話です。残高はあるのにエラーで弾かれるときは、アプリ削除の前に支払い元の確認です。PayPayで残高があるのに決済できないときの直し方で、バーコード下の支払い方法から順に見られます。まずは空いている時間帯のコンビニで、飲み物を1本買ってみることから試してみてくださいね。寄付の支払いでも同じコード決済が使えます。上限の出し方やワンストップまでまとめて終わらせたい人は、スマホでふるさと納税を終わらせる手順もどうぞ。カードが反応しないときは、当てる位置から見てください。店のコードを自分のカメラで読むタイプの支払いは、野外のポスターや知らない掲示のコードには使わないでください。読み取る前の見分け方はQRコード詐欺を防ぐ手順です。