画面の上に「iCloudストレージがいっぱいです」と赤字やポップアップで出ると、何か大事なデータが消えてしまうんじゃないかと焦りますよね。

まず安心してほしいのですが、この通知が出てもiPhoneの中にある写真や連絡先が今すぐ消えるわけではありません。単に「無料の5GB枠が満タンになったから、新しくバックアップを作成できていないよ」と教えてくれているだけです。

iPhoneでiCloudストレージがいっぱいですと表示されたときの対処として、課金画面に進む前にまずは不要なデータのバックアップをオフにして容量を空けていきましょう。作業は3分ほどで終わります。

「ストレージを購入」を押す前に見直すバックアップ設定

通知をタップすると「ストレージを増量」や「月額130円〜」といった有料プランの案内が最初に出てきます。もちろん課金すればすぐ解決しますが、実はバックアップするデータを絞るだけで、無料の5GBのまま使い続けられるケースがほとんどです。

よくある原因が「動画や写真」「大容量ゲームアプリ」のデータまで全部iCloudに送ろうとしていることです。これらをバックアップ対象から外すだけで、一気に数GB単位で空きが生まれます。

なお、バックアップのスイッチをオフにしても、iPhone本体に入っている写真やゲームのセーブデータが消えることはありません。あくまで「iCloudという保管庫にコピーを送るのをやめるだけ」です。

必要なデータだけ残して容量を空ける3ステップ

ここから実際の操作に入ります。手元にiPhoneを用意して、設定画面を開いてみてください。

  1. 設定アプリを開き、一番上にある自分の名前(Apple ID)をタップします。
  2. 「iCloud」を選び、画面中央付近にある「iCloudバックアップ」をタップします。
  3. 今使っている「このiPhone」をタップすると、アプリごとのバックアップ容量が一覧で出てきます。

ここで少し待つと、どのアプリが容量を圧迫しているか読み込まれます。

よく押し間違える場所と対処

一番上にある「このiPhoneのバックアップ」という大きなスイッチをいきなりオフにしないように気をつけてください。それを切ってしまうと、バックアップ機能そのものが丸ごと止まってしまいます。

下に進むと「次回バックアップサイズ」という項目があり、その下にアプリ一覧が出てきます。ここで「写真」や「容量の大きいゲームアプリ(数GBと書かれているもの)」のスイッチだけをオフにしましょう。

「オフにして削除」という確認ダイアログが出ますが、これは「iCloud上に残っていた古いコピーを消す」という意味なので、iPhone本体のデータは無事です。安心して「オフにして削除」を押して大丈夫です。

写真が原因なら「iCloud写真」の仕組みをチェック

バックアップ一覧とは別に、iCloudの設定画面にある「写真」がオンになっている場合もあります。

「iCloud写真」がオンになっていると、撮影した写真や動画がリアルタイムでそのままiCloudへ送られます。動画をよく撮る人だと、無料の5GBは一瞬で埋まってしまいます。

もし「写真はパソコンに保存している」「Googleフォトなどの別アプリで保存している」という場合は、次の手順でオフにできます。

  1. 「設定」 → 自分の名前 → 「iCloud」 の順に開く。
  2. 「写真」をタップし、「このiPhoneを同期」のスイッチをオフにする。

このスイッチをオフにすると、これ以上このiPhoneから写真がiCloudへ送られなくなります。すでにiCloudにある写真はそのまま残るので、容量はほとんど空きません。空きを作るには、iCloud上の不要な写真を削除する必要があります。削除すると、同じiCloud写真を使っている他のApple端末からも消えます。消す前に、パソコンやGoogleフォトへコピーがあるか確認してください。iPhone本体の写真整理もあわせてやりたい時は、iPhoneの「ストレージがいっぱい」をデータを消さずに空けるの手順も試してみてください。

警告通知を消して手動でバックアップを再開する

不要なアプリのバックアップをオフにできたら、容量不足の通知を消して最新のバックアップを作成しましょう。

  1. 「設定」 → 自分の名前 → 「iCloud」 → 「iCloudバックアップ」 を開く。
  2. 画面下部にある「今すぐバックアップを作成」をタップする。

青いバーが進み、「最後のバックアップ:今日 ○○:○○」と表示されれば成功です。これで嫌な通知もキレイに消えてくれます。

もし「Wi-Fiに接続してください」と出たり進まない場合は、一度Wi-Fiの接続を確認して、充電器につないだ状態で試してみてください。

無料枠ではどうしても足りないときの選択肢

「LINEのトーク履歴や大切な設定データだけでも5GBを超えてしまう」「どうしても写真もまるごとiCloudに入れておきたい」という場合もありますよね。

その時は無理に整理し続けず、月額50GB(130円)の「iCloud+」を検討するのも手です。駄菓子ひとつ分くらいの値段で、容量の悩みが一切なくなります。

また、毎月のお金を払いたくない場合は、パソコンのiTunesやFinderを使って自宅でバックアップを取る方法もあります。パソコンへの保存なら容量制限を気にせず無料で丸ごと残せます。詳しい手順はiPhoneバックアップやり方まとめ!iCloudとパソコンで大切データを守る手順で書いています。

今日すぐ対処したいなら、まずは「大きなゲームアプリのバックアップをオフにする」ことから試してみてくださいね。