ExcelでAlt+Enterを押してもセル内改行ができないと、画面の前で固まってしまいますよね。
いちばん多い原因は、ファイルが「保護モード(保護ビュー)」で開いているか、セルが入力できる編集状態になっていないことです。画面の上に黄色い警告の帯が出ているなら、そこにあるボタンを1回押すだけで直ります。所要時間は1分もかかりません。
画面の上に黄色い帯が出ていませんか?保護ビューの解除手順
メールの添付ファイルやネットからダウンロードしたExcelファイルを開くと、画面の上に黄色い帯で「保護ビュー」と表示されます。この状態だと、キーボードをどれだけ押してもセル内の文字を書き換えたり改行したりできません。
- 画面の上部にある黄色いメッセージバーを探す
- 右側にある「編集を有効にする」ボタンをクリックする
- 画面から黄色い帯が消えたことを確認する
これだけで保護モードが解除され、普段通りに入力できるようになります。もし保存を求められたら、パソコン内の分かりやすい場所(デスクトップなど)に保存し直してから作業を続けてください。
セルが「編集モード」になっているか確認しよう
保護ビューの帯を消しても改行されないときは、セルの状態を確かめてみましょう。ただセルを1回クリックして太い枠線で囲んだだけの状態では、ショートカットキーがうまく反応しないことがあります。
- 改行したいセルをダブルクリックするか、キーボードのF2キーを押す
- セルの中に縦線のカーソル(|)がチカチカ点滅しているか確認する
- 改行したい位置にカーソルを合わせて、Altキーを押しながらEnterキーを押す
セルの中でカーソルが点滅していない「選択状態」のままAlt+Enterを押すと、改行されずにそのまま下のセルへ移動してしまいます。ダブルクリックして「中に入ってから押す」のがポイントです。
シート保護がかかっている場合の解除手順
保護ビューの帯も出ておらず、ダブルクリックしてもセル内にカーソルが入らない場合は、ワークシート自体に保護がかかっている可能性があります。
- 画面の上のメニュー(リボン)から「校閲」タブをクリックする
- 「シート保護の解除」というボタンがあればクリックする
- パスワードを求められた場合は入力する(設定されていない場合はそのまま解除されます)
作成者が特定の部分しか編集できないようにロックしているファイルだと、シート保護を解除しないと改行も含めて一切の編集ができません。パスワードが分からない場合は、ファイルを作った人に確認してみましょう。
よくある押し間違いとやらなくていいこと
うまく改行できないとき、実はキーの押し順や別のキーとの押し間違いが原因になっていることもよくあります。
- Altを先に押して、押したままEnterを押す Enterを先に押してしまうと、単に下のセルへ移動してしまいます。Altを指でぐっと押し込んだ状態をキープしながら、Enterをポンと叩くイメージです。
- 「配置」タブの操作を何度もやり直さなくていい 「折り返して全体を表示する」ボタンをあらかじめ押し直す必要はありません。Alt+Enterで改行を入れると、Excelが自動的にこの設定をオンにしてくれます。
- スペースで調整しようとしない スペースを連打して無理やり改行っぽく見せようとすると、文字サイズを変えたり印刷したときに表示が崩れて後から直しにくくなります。
ちなみに、普段と違うキーを押してしまって動作がおかしくなったときは、Excelで矢印キーを押してもセルが移動しないときの解除手順 も合わせて確認しておくと焦らずに済みます。
最初の方法で直らないときは「名前を付けて保存」し直す
ここまでの手順を試しても動作が重かったり改行が反映されなかったりする場合、ファイル自体が崩れかけているか、読み取り専用の場所に保存されていることがあります。
- キーボードの「F12」を押して「名前を付けて保存」画面を開く
- 保存先を「デスクトップ」などのパソコン本体のフォルダーに変更する
- ファイル名を少し変えて「保存」を押す
- 新しく保存したファイルを開き直して、Alt+Enterを試す
これで一時的な不具合が解消し、スムーズに文字入力ができるようになります。Excelの基本的な操作をもう一度整理したいなら、Excelで毎日使うショートカット。まずは移動と選択から も参考にしてみてください。